原監督 一挙8失点の宮国を2軍降格「なかなか伸びてこない」

[ 2013年7月26日 06:00 ]

<巨・広>2回、キラに2ランを打たれこの回8失点の宮国はマウンドを降りる

セ・リーグ 巨人2-11広島

(7月25日 東京D)
 屈辱の1イニング8失点。2回途中でマウンドを降りた巨人・宮国は、ぼう然とグラウンド上に視線を漂わせた。原監督も厳しい言葉を並べ、2軍降格を即決した。

 「全力で戦っているとはいえ、プロとして恥ずかしい。ファンの人に大変、申し訳ない。実力至上主義でチームを編成しているわけだから。次の機会を与えるのはね…」

 2回。先頭から3連打で1点を失うと、もう止まらなかった。さらに無死満塁から石原に左前適時打、投手の前田健にも右中間2点二塁打と、ともに初球の甘い直球を痛打された。結局、7安打で8点を失い降板。宮国は「悔しいですね。メカニック的にも課題がある」と故障以外でのプロ最短KOにうなだれた。

 開幕投手を務めたが不振で5月9日に出場選手登録を抹消。6月27日の広島戦(マツダ)で1軍復帰して以降2勝したが、前回登板だった17日の阪神戦(甲子園)でも3回5失点と、ここ2戦で計4回2/3で13失点。5敗目を喫した3年目右腕に川口投手総合コーチは「フォームを固めて自分のボールに自信を持って、また上がってきてほしい」と2軍での根本的なフォーム固めを促した。

 今季最大9点差の大敗で、東京ドーでの広島戦連勝は14でストップ。1イニング8失点は昨年9月22日のヤクルト戦(東京ドーム)以来だ。「なかなか伸びてこない。我々の指導というのも問題でしょうね」。原監督はそう自戒して、短い会見を切り上げた。

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2013年7月26日のニュース