かずさマジック 13年ぶり8強!新日鉄君津時代以来

[ 2013年7月21日 06:00 ]

<ニチダイ・新日鉄住金かずさマジック>5回2/3を2安打無失点の新日鉄住金かずさマジック4番手・岡本

第84回都市対抗野球2回戦 新日鉄住金かずさマジック4―2ニチダイ

(7月20日 東京ドーム)
 耐えた。粘った。延長12回、タイブレークの激戦を制した新日鉄住金かずさマジックが、新日鉄君津時代の00年以来13年ぶりの8強入りを決めた。

 「13年前を知っているのはチームで僕ぐらい。今の選手たちには関係ない。日本一を目指してやっているので、こんなところで負けられない」と鈴木秀範監督。立役者は13年前は7歳だった右腕・岡本だった。

 同点に追いついた7回から登板。「点を取ってくれるまで粘ろうと。粘って抑えていれば、いつかは点が入ると思っていた」。140キロ前後の直球は球威十分で、チェンジアップも効果的に決まった。9回2死一、二塁のピンチでは4番・高橋を外角の140キロ直球で空振り三振。2点勝ち越した直後、タイブレークの延長12回1死満塁は相手の3、4番を完璧に封じた。

 結局、5回2/3を2安打無失点。セガサミー(東京都)との1回戦も好救援した右腕に、鈴木監督も「岡本を出すときは、それ以上に打つ手はない」と絶大な信頼を寄せる。13年ぶりの進撃を支える岡本は「これから連戦になるけど、一試合一試合しっかり投げていきたい」と前を向いた。

 ▽タイブレーク 社会人野球では都市対抗を含む公式戦で03年から適用し、現在は延長12回から導入している。1死満塁から試合を行い、攻撃開始の打順を選択できる。延長回が続く場合は継続打順となる。ただし、準決勝以降は適用しない。

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2013年7月21日のニュース