前半戦MVPは西岡 和田監督「雰囲気が明るくなった」

[ 2013年7月18日 07:52 ]

<神・巨>6回、西岡は中前打

プロ野球 セ・リーグ 阪神9-6巨人

(7月17日 甲子園)
 阪神の西岡が前半戦のチームMVPに指名された。「みんなの頑張りでここまで来れた。1人に絞るのは難しいが、西岡の加入で雰囲気が明るくなった。外から新しい風を吹かせてくれた。西岡の良さがチームに浸透した」と和田監督。7月に入り体調不良で先発落ちする試合もあったが、1番打者として猛虎打線をけん引した姿が評価された。

 昨オフ、ツインズから移籍し、タテジマに袖を通した。沖縄春季キャンプから持ち前の明るさと発言力でナインを引っ張り、開幕後も首位争いを演じる虎の主役に。初回先頭で安打を打てば14勝5敗2分けと圧倒的な勝率を誇る核弾頭ぶりだ。

 球宴前最後の一戦も定位置である「1番・二塁」で先発した。初回先頭は痛烈な左飛に倒れるも、再び先頭打者で回ってきた6回の第4打席は左腕・青木から中前打。マートンの右前打で7点目の生還を果たし、勝利に貢献した。ただ、本人に一切の満足感はない。

 「甲子園をホームにしているのに、負け越したのでね。巨人の底力をこの3連戦で思い知った。このままでは、競って優勝はできない」

 球宴が明けると、残る巨人戦は10試合(甲子園4、東京ドーム6)。下位相手に取りこぼしをせず、いかに直接対決で勝ちきれるか―。チームを引っ張る男だからこその警鐘。表情険しくクラブハウスへと引き揚げた。

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2013年7月18日のニュース