ソフト界の名将が1勝 日本ハム阿井ヘッドの後任

[ 2013年7月15日 06:00 ]

選手に檄を飛ばす渡辺監督(中央)

埼玉大会2回戦 川越東5―1武蔵越生

(7月14日 県営大宮)
 ソフト界の名将が高校野球の監督としての一歩を踏み出した。今年から星野(埼玉)で女子ソフトボール部を15度の全国制覇に導いた渡辺努監督が川越東に就任。前監督で現日本ハムの阿井ヘッドコーチとは東農大二(群馬)の同級生で甲子園にも出場した経験がある。

 初戦で武蔵越生を5―1で下して初陣を飾り「ソフトも野球も勝利の重みは同じ」と話した。初回1死二塁の場面で先制の中前打を放ち、チームを勝利に導いたのは高梨。今春の東京六大学リーグの東大戦で、史上3人目の完全試合を達成した早大・高梨雄平の弟だ。「絶対に打ってやろうと思って打席に入った」という。兄に憧れて同じ川越東へ進んだ高梨は「きのう兄の誕生日で連絡を取った時に頑張れと言われました。兄の夏を超えたい」と兄が成し遂げられなかった甲子園出場を目標に掲げた。

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2013年7月15日のニュース