坂、3試合連続マルチ!「毎試合使ってもらえるように頑張る」

[ 2013年7月8日 10:27 ]

<広・神>9回1死一・三塁、坂は左前適時打を放つ

セ・リーグ 阪神4-0広島

(7月7日 マツダ)
 新井良に替わって「7番・三塁」で先発出場した阪神・坂が3試合連続複数安打を記録した。5回に前田健から二塁左を抜く中前打を放つと、1―0で迎えた9回1死一、三塁では左翼線にポトリと落とす適時打。ミコライオの148キロシュートを砕く、千金打だ。

 「結果を残して、使ってもらえるようにしたい。毎試合使ってもらえるように頑張ります」

 5日からの広島3連戦すべてにフル出場し、計13打数7安打だ。最初の2試合は西岡の代役だったが、この日は右投手の前田健とはいえ、新井良を押しのけての三塁先発だった。大胆な起用にも恐れることなく、鮮やかにバットで魅せた。

 「打てるときにしっかりと打っておきたい」

 まだレギュラーをつかんだとは言えない立場に変わりはない。ただ、着々と和田監督のゲームプランにその名を刻み込みつつある。

 岐路となった打席がある。4日の巨人戦(甲子園)だ。8回に代打出場し、マウンドには豪速球投手のマシソン。追い込まれてもファウルで粘った9球目、160キロ直球を見送り四球を選んだ。「あの速さを見極められたのは良かった」。天性の打撃センスに、胸と目に刻まれた自信が掛け合わされた。

 9日からは舞台を沖縄に移す。広島で得た確かな手応えを、本物であることを南国の地で証明する。

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2013年7月8日のニュース