マエケン 1球に泣く 鳥谷に痛恨被弾「失投を完璧に打たれた」

[ 2013年7月8日 06:00 ]

<広・神>7回、2度目の強い雨で、またしてもベンチに下がる前田健はそのまま降板

セ・リーグ 広島0-4阪神

(7月7日 マツダ)
 1球に泣き、雨に泣いた。広島・前田健は7回途中5安打1失点ながら5敗目。今季ここまで3戦3勝、防御率0・00の阪神相手に初黒星となった。

 前回対戦し、完封勝利を挙げた6月30日(甲子園)と同様にノーワインドアップで投げ、5回まで散発3安打。藤浪とともにゼロを並べた。

 落とし穴が待っていたのは6回だった。1死無走者から鳥谷に初球134キロのスライダーを狙われ、右中間に5号を被弾。今季初めてこのカードで失点し「失投を完璧に打たれた」とうめいた。7回には先頭の新井に3球目を投じたところで、降雨中断。プレー再開まで1時間2分を要し、再びマウンドに戻ることはできなかった。「投げる試合は必ず勝たないといけない立場。悔しい」と話したエースは、笑顔で勝利のタッチを交わす藤浪を、唇をかみしめながらベンチで見届けた。

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2013年7月8日のニュース