田淵幸一氏が「つなぎ」に注目 ロッテ打線VS楽天中継ぎ陣

[ 2013年7月2日 09:00 ]

スポニチ本紙評論家の田淵幸一氏

スポニチ本紙評論家・田淵幸一氏のパ天王山分析

 伊東、星野両監督とも、今回は「3連敗しなければいい」と思っているだろう。シーズン終盤まで続く首位争いの第1ラウンドになるとみる。両チームが「つなぎ」の野球をどこまで貫けるか。今後を占う戦いとなる。

 ロッテ打線は粘り強い。派手さはないがボール球を振らず、各打者が呼び込んで打っている。荻野貴、根元の1、2番に、中軸を挟んで6番の鈴木も好調。つなぎの意識が徹底されている打線が、1点差試合16勝5敗の原動力だ。対する楽天は中継ぎ陣のつなぎが鍵。小山伸に青山、ラズナーらが形になってきた。これこそが、私がコーチを務めていた昨季までの僅差での勝ちパターン。完投も期待される初戦先発のエース田中はともかく2戦目以降はリリーフ陣の継投が重要だ。

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2013年7月2日のニュース