高木監督、2発平田を絶賛 山本昌には苦言「速球投手と勘違い」

[ 2013年6月23日 17:52 ]

7回にこの試合2本目の本塁打を放ち、ルナ(左)と笑顔でハイタッチする中日・平田

セ・リーグ 中日9―5巨人

(6月23日 東京D)
 2アーチを含む3安打4打点で中日を勝利に導いた平田は喜びを爆発させることなく、静かに勝利をかみしめた。

 「6番・右翼」に先発起用され、2回2死走者なしで回ってきた第1打席で左越えに1号先制ソロ。「(バットの)真芯に当たったので、打った瞬間入ったと思った」と振り返ると、7回2死一、三塁で放った左越え2号3ランについても「こっちも打った瞬間入ったと思った」と控えめな笑顔。4打点の大活躍には「うれしいです」と初々しくコメントしたが、山本昌に最年長勝利をプレゼントしたことには「山本さんが投げてる時、自分、結構打ってるんでうれしいです」とアピールも忘れなかった。

 4アーチでの勝利に「珍しいね」と苦笑いを見せた高木監督も「一番若くて飛ばす平田を使ったのが良かったね」と自らの“名采配”を自画自賛。「ヤマ(山本昌)がちょっときょうは…。調子に乗りすぎて速球投手と勘違いしたんじゃない?一本調子だった」と先発して3勝目を挙げた山本昌には手厳しい一方で、「大事な試合で打ってくれた。きょうは彼のおかげ」と平田に感謝していた。

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