ロッテ ブラゼル獲得発表「かなりの本塁打期待できる」

[ 2013年6月23日 06:00 ]

ロッテが獲得を正式発表した元阪神・ブラゼル

 ロッテは22日、スポニチ本紙昨報通り、昨季まで阪神に在籍し、今季は米独立リーグのセントポール・セインツでプレーしていたクレイグ・ブラゼル内野手(33)を獲得したと発表した。1年契約で年俸は15万ドル(約1470万円)プラス出来高払い。今月中に来日する予定。

 首位固めに向け、待望の大砲を緊急補強した伊東監督は「かなりの本塁打が期待できる。接戦の試合が多いので、一振りでゲームを決められるのも魅力」とDHとして大きな期待を寄せた。同じ左打者のホワイトセルが右手首痛で5月上旬に離脱し、今月20日には検査のため一時帰国。3番・井口、4番・今江に続く「5番・DH」を固定できない状況が続いており、伊東監督の強い希望もあって、球団は新外国人の獲得を目指していた。

 ブラゼルは日本でプレーした5年間で通算118本塁打、365打点。阪神時代の10年には47本塁打、117打点を記録した。今季は米独立リーグで27試合に出場し、打率.347、4本塁打。日本での実績に加え、球団の編成担当が視察した試合では満塁本塁打を放ち、獲得する決め手になったという。

 昨季は42年ぶりに首位で前半戦を折り返したものの、後半戦で急失速して5位に終わった。林信平球団本部長は「昨年の二の舞いにならないための補強。できるだけ早く獲得したかった」と説明した。

 ◆クレイグ・ブラゼル 1980年5月10日、米国アラバマ州生まれの33歳。ジェファーソン・デービス高から98年ドラフト5巡目でメッツ入団。大リーグでは29試合で打率・263、1本塁打、3打点。08年に来日し西武でプレー。米独立リーグを経て、09年途中に再来日し阪神入団。昨季限りで退団した。10年に一塁手でベストナイン受賞。1メートル91、95キロ。右投げ左打ち。

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