上本前半戦は絶望的 左足首じん帯損傷で最悪手術も

[ 2013年6月22日 06:00 ]

前半戦復帰が絶望的となった上本

 開幕前に左足首のじん帯を損傷し、リハビリを続けている阪神・上本博紀内野手(26)の実戦復帰が、7月下旬以降にずれ込む可能性が21日、高まった。順調にステップを踏み5月30日に受けた定期検査で復帰に向けゴーサインが出たものの、その後は患部の状態が上がらず、現在は経過観察中。練習メニューにも制限がかかっている状況で、前半戦での復帰は絶望的となった。

 この日、鳴尾浜球場で対応した権田トレーナーは現状について説明。まだ、痛みと炎症が完全に消えていないことを明かした。「(最後のステップとして)ベースランニングがカギということでしたが、どうしても上げていけないので足首の状態が良くなるのを観察中です。沈静化を図るために(動きに)制限をかけています。痛み、炎症がある。屋外での野球の動きを減らしています」。

 上本は5月には2軍の本隊に交ざってフリー打撃やシート打撃、守備練習、ダッシュを再開するまでになっていたが、今月に入り、一転して大幅に後退。本隊から外れ、室内にこもる日々が続いていた。この日も同球場に現れたものの、屋外で元気な姿を見せることはなかった。

 球団関係者は、手術の可能性を問われると「今後の経過を見守りながらになる」と否定しなかった。最悪の場合、手術に踏み切る可能性も出てきた。 

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2013年6月22日のニュース