中日 新助っ人は高木監督好み?「5日連続でも投げられる」

[ 2013年6月20日 06:00 ]

入団会見でポーズをとる中日・マドリガル

 モリミチ竜に、またまた“大物”助っ人がやってきた。中日の新外国人ワーナー・マドリガル投手(29=ダイヤモンドバックス3A)が19日、ナゴヤドームで入団会見。メジャー通算0勝2敗のドミニカンは、いきなりビッグマウスを全開にした。

 がっしりした体格に口ひげ。セットアッパー候補として緊急補強した150キロ右腕は“ただ者”ではなかった。「5日連続でも投げられる。今年の3Aでは1カ月半で36イニング投げた」と本職でのタフネスをアピールしたかと思うと、驚いたのはその後だ。「昔は打者。1年目は1Aで70試合で103安打という記録をつくった。今年も2打席立って98マイル(約158キロ)をセンターにはじき返した。打ち方は覚えているよ」と、大谷ばりの“二刀流”もOKの構えを見せた。

 確かに2001年に外野手でプロデビューし、06年に投手に転向した経歴はあるが…。高木竜では、昨季在籍したソーサ(現DeNA)も、あのサミー・ソーサの親戚を自称するなど大口ぶりを発揮。今春のキャンプでテストしたリベラは「最速160キロ」と豪語していたが、実際は130キロ台で不合格になった。マドリガルも本人の言葉通りなら救世主間違いなしだが、果たして。

 20日からナゴヤ球場で練習を開始し、早ければ来週末のDeNA戦から1軍に昇格。デビュー戦に注目だ。

 ▼中日・高木監督(新助っ人のマドリガルについて)見てみないとわからん。岩瀬と中田賢の前? そりゃ、そうなるやろ。そこにはまってくれりゃあ、言うことない。

 ◆ワーナー・マドリガル 1984年3月21日、ドミニカ共和国出身の29歳。150キロ前後の直球とフォーク、スライダーが武器のリリーバー。メジャーでは2年間で通算44試合に登板、0勝2敗1セーブ、防御率6・10。愛称は「マッドドッグ(狂犬)」。家族はドーニア・サッキ夫人(26)、長男ノーア・マドリガル君(1)。1メートル85、113キロ。右投げ右打ち。

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2013年6月20日のニュース