「5番ピッチャー、大谷」コールに敵地から拍手も、客席沸かせた

[ 2013年6月18日 22:53 ]

広島戦で日本ハム・大谷が「5番・投手」として先発することを示す電光掲示板

交流戦 日本ハム7―4広島

(6月18日 マツダ)
 「5番ピッチャー、大谷」。18日、広島市のマツダスタジアムで行われたプロ野球の広島―日本ハムの試合前に、日本ハムの大谷翔平投手(18)がプロの投手としては異例の5番打者での出場がアナウンスで告げられると、スタンドからはどよめきとともに敵地ながら拍手が湧き起こった。

 大谷投手は1回のマウンドでいきなり157キロをマーク。打者としては2回に二塁打を放った。5回からは右翼の守備に就き「二刀流」を期待した2万1426人のファンを喜ばせた。試合は日本ハムが7―4で逆転勝ち。大谷投手は白星こそ付かなかったが「(チームが)勝てたのでそれが一番良かった」と話した。

 5月28日に組まれた試合が雨天中止となり、この日に日程が追加されたことで、大谷投手の登板が実現した。日本ハムのユニホーム姿で応援した横浜市在住の会社員林由美さん(35)は「こんなに早く実現するなんて。見られて本当にラッキー」と笑顔。地元の広島ファンという会社員椙村ひとみさん(40)は「18歳なのに球は速いし、打つのもすごい」と感心していた。

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