西野 育成出身最多奪三振「95」なるか あと34

[ 2013年6月18日 08:55 ]

2桁勝利と育成出身1シーズン最多奪三振の期待がかかるロッテ・西野

 育成出身の新星として注目されるロッテの西野勇士投手(22)とソフトバンクの千賀滉大投手(20)。ここでは育成ドラフト出身投手の1軍成績を見ながら、2人が目指す記録を見てみる。

 育成ドラフトで指名を受けた投手はこれまで66人。そのうち、1軍登板を果たしたのは17人にとどまっているが、指名年度を見ると05~12年と全てそろっており、毎年無名の人材発掘につながっている。中でも、今季ブレークした西野(08年5位)と千賀(10年4位)は下位指名の隠れた逸材。両投手の通常ドラフトも含めた全体の指名順番を見ると、西野が94人中90番目、千賀が97人中91番目。華々しいプロ入りとはいかなかったが、潜在能力が開花し1軍デビューを果たした。

 先発に定着した西野は成瀬に並ぶチームトップタイの6勝。育成ドラフト入団組では、08年山口(巨=11勝)以来2人目の2桁勝利に期待がかかる。また、同ドラフト出身者のシーズン最多奪三振は昨年の国吉(D)の95。現在61奪三振の西野が数字を塗り替える可能性は十分あるが、53奪三振の千賀にも記録更新のチャンスがありそうだ。救援ながらパの奪三振部門で10位にランクイン。奪三振率は13・37を誇り、現在のペースなら125三振まで届く計算になる。ちなみに、リリーフ専任で、シーズン100奪三振以上は過去20人で25度。最多は05年藤川(神=現カブス)の139となっており、千賀がどこまで迫るか注目だ。

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2013年6月18日のニュース