エース横田がMVP 5戦で4完投520球熱投実った

[ 2013年6月17日 06:00 ]

<亜大・上武大>完投で初優勝を決めた横田(右)は、ガッツポーズ

全日本大学野球選手権最終日 上武大6―5亜大

(6月16日 神宮)
 連投した上武大のエース左腕・横田は164球を投げ抜き、ガッツポーズした。

 「ずっと夢に見ていた日本一。獲れてうれしい。疲れはあったが自分が最後まで投げてやろうと思った」

 全5試合のうち4試合で完投。34回520球を投げ抜いた。前日の準決勝も126球を投げていたが、谷口監督に決勝の先発を志願。7回には指揮官から「エースとして代えないよ」と告げられた。10安打5失点もリードを守り切った。

 昨秋のリーグ戦が終了すると、約4カ月間徹底的に走り込んだ。毎日15キロ以上、多い日は30キロも走った。今春リーグ戦でも、14試合中10試合に登板した。冬場の鍛錬は、MVPと最優秀投手賞の2冠という形で返ってきた。「これでもかというくらい今まで走ってきた。やってきたことは無駄じゃない」。横田はかみしめた。

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2013年6月17日のニュース