亜大、サヨナラ4強!昨秋完封負けの桐蔭横浜大に雪辱

[ 2013年6月14日 17:35 ]

<桐蔭横浜大・亜大>延長10回1死満塁、右前適時打を放つ亜大・北村

第62回全日本大学野球選手権準々決勝 亜大3―2桐蔭横浜大(延長10回)

(6月14日 神宮)
 第62回全日本大学野球選手権第4日は14日、神宮球場で準々決勝が行われ、第2試合はタイブレーク方式による延長戦の末、亜大(東都大学)が3―2で桐蔭横浜大(神奈川大学)を下してが2年連続の準決勝進出を果たした。

 亜大は2回、1死から中村篤が右中間三塁打で出塁し、続く原田の中犠飛で1点を先制。3回には1死一、三塁から中村毅の左前適時打で1点を加え、2点リードを奪った。だが、6回、守備の乱れもあって2点を失い、同点。2―2のまま決着がつかず、試合は大会規定により1死満塁から攻撃を始めるタイブレーク方式による延長戦に突入した。10回表、桐蔭横浜大の攻撃を亜大の2番手投手・山崎がオール直球の力勝負で2者連続三振に仕留め無失点に抑えると、その裏、亜大は同じく1死満塁のタイブレーク方式で1人目の打者として打席に入った北村が右前にサヨナラ打を放った。

 生田監督は「北村がよく打った」とサヨナラ打の2年生を称えた後、「その前に山崎が気迫ある投球で勢いをつけてくれた」とMAX147キロの直球を次々投げ込んだ2番手投手を絶賛。殊勲打の北村も「山崎さんがしっかり抑えてくれたので、意地でも打ってやろうと思っていた」と振り返った。

 亜大にとって桐蔭横浜大は、昨秋の明治神宮大会準決勝で敗れた相手。生田監督は「負けた試合のビデオを何回も何回も見た」と秋に完封された桐蔭横浜大のエース小野を徹底的に研究していたことを明かしたが、北村は「同じ相手に2度も負けたくない。目標は日本一ですが、桐蔭横浜大を倒して日本一になろうと皆で言っていたので良かった」と雪辱を果たした1戦に胸を張った。

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2013年6月14日のニュース