桐蔭横浜大 昨秋連続完封のエース小野で秋春Vだ

[ 2013年6月11日 06:00 ]

秋春連続日本一に意欲を見せる桐蔭横浜大・小野

 11日に開幕する第62回全日本大学野球選手権(神宮、東京ドーム)の開会式が10日、都内で行われ、出場26チームの監督、選手らが参加した。3年ぶり3度目の出場となる桐蔭横浜大は11日の1回戦で東日本国際大と対戦。エース右腕・小野和博投手(4年)を軸に、昨秋の明治神宮大会に続き秋春の連続日本一を狙う。

 再び全国の頂点に立つチャンスをつかんだ斉藤博久監督は「今の4年生たちには入ってきた時から“日本一を狙え”と言ってきた。がむしゃらに戦って上に行けるようにしたい」と力を込めた。昨秋の明治神宮大会で創部7年目で初優勝。今春も神奈川大学リーグを制し、照準は連続日本一に定めている。

 昨秋は準決勝で亜大、決勝で法大を破った。その2試合で連続完封を挙げたのがエース小野だ。今春は最上級生としてチームをけん引する。リーグ戦では冬場のトレーニングの成果が表れ、自己最速タイの145キロを計測するなど5勝をマーク。「去年と違ってコンスタントに140キロ台が出るようになった。日本一を言い続けられてきたので、監督さんを胴上げしたい」と意気込みを口にした。春夏通算11度の甲子園出場を誇る系列校の桐蔭学園(神奈川)との共用グラウンドのため、基本的には午前中しか全体練習はできない。そんなハンデも乗り越え、162人の部員たちが一致団結して、春も頂点に立つ。

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2013年6月11日のニュース