“サンデー晋ちゃん”で再奪首や!猛虎 週末、甲子園は相性抜群

[ 2013年6月8日 06:00 ]

エアフルスイングする阪神・藤浪

 阪神は8日からロッテ2連戦(甲子園)に臨む。現在、土曜日が5連勝中で日曜日も4連勝中と好調なだけに連勝の期待も膨らむ。首位の巨人は日曜日の成績が振るわない。9日は大阪桐蔭時代から甲子園で13戦無敗を誇る藤浪晋太郎投手(19)が先発予定。「サンデー晋ちゃん」で再奪首といきたいところです!

 猛虎が得意とする土、日2連戦に、舞台は甲子園となれば、再び首位に立つ、絶好機が訪れたと言ってもいいだろう。土曜日の試合は6勝3敗の勝率・667で目下5連勝中と勢いもある。日曜日に至っては7勝3敗の勝率・700で4連勝中。週末ゲームは向かうところ敵なし状態。戦場となる本拠地・甲子園でも14勝9敗1分け、勝率・609と優勢。心強いデータが揃う。

 もちろん、阪神が首位に立つためには巨人に負けてもらわなければならない。その宿敵は土曜日こそ7勝2敗と好調ながら、日曜日は5勝4敗、同・556と数字が落ちる。交流戦3試合では2敗1分けと勝ち星なし。加えて、日曜日の楽天先発予想は開幕から土つかずの7連勝を誇る田中とくれば…敗戦確率はグッと高くなるはず。土曜日は阪神、巨人ともに勝率が高いだけに、再奪首は9日が「有力」となる。

 カギを握る日曜日の先発予定は、最近の登板7試合連続で負けなしの「サンデー晋ちゃん」こと藤浪。目下、自身4連勝中で、なおかつ「日曜日の甲子園」でも自身3連勝中とくれば負ける気がしない。

 「(交流戦では)セ・リーグが全体的に負けている。その中でパ・リーグ相手に勝つことができれば、セ・リーグの中で順位が上がるので(勝ち続けたい)」

 この日は甲子園で行われた練習に参加し、汗を流した。日を追うごとに気温も右肩上がり。9日も最高気温30度前後のマウンドでの投球が予想されるものの、そこは昨年甲子園大会の春夏連覇右腕。現在も高校時代同様「クーラーを付けて寝ないようにしています」と暑さ対策にも余念がない。自身5連勝なら、高卒新人では99年の西武・松坂(レッドソックス)以来14年ぶりで、球団では86年の遠山昭治以来27年ぶり。快挙で「奪首」を彩りたいところだ。

 チームが交流戦残り6試合で全勝し、楽天、ソフトバンク、ロッテの上位3球団が3敗以上、オリックスが2敗以上すれば優勝の可能性もあるが「優勝できたらいいですが、自分個人としては、そこまで(交流戦優勝に)こだわりはないですね」と自らの役割を全うする構え。目標はその先。視線は「セ界」の頂点を見据えている。

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2013年6月8日のニュース