阪神・上本 交流戦明けにも復帰!左足首じん帯損傷乗り越え

[ 2013年5月31日 14:16 ]

リハビリを続けていた上本が、6月中旬にも実戦復帰を果たす

 開幕前に左足首のじん帯を損傷し、2軍でリハビリを続けている阪神・上本博紀内野手(26)が、6月中旬にも実戦復帰を果たすことが30日、分かった。

 この日、兵庫県内の病院で定期検査を受けたとみられ、球団関係者は「おそらく実戦までの最後の検査になるだろう。6月中旬には試合に入れるだろう」と明かした。順調なら、6月21日に再開されるリーグ戦に間に合う可能性も出てきた。

 2月26日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表との強化試合(京セラドーム)に「1番・遊撃」で先発出場し、6回表の守備で飛球を追い左翼の伊藤隼と正面衝突。精密検査の結果、「前距腓じん帯損傷」と診断された。

 上本はすでに2軍本隊に交ざって練習しており、フリー打撃やシート打撃、ダッシュも再開している。戦列に戻ればチームへの影響も計り知れない。現在、左足の状態が良くない西岡を休ませながら起用していくことが可能となり、たとえベンチスタートでも代走、代打、守備固めとして使うことができる。

 盗塁を含めた走塁センスはチームでもトップクラス。確実性の高い打撃は、オープン戦でさらに評価を上げ、スタメン起用の幅を広げるために首脳陣が「三塁プラン」も考えたほど。“一人三役”をこなせるだけに、現在16人いる野手の枠を減らし、疲れが見え始めた中継ぎ陣の数を増やすこともできる。この1ピースが加われば、チーム力は大幅にアップする。

続きを表示

2013年5月31日のニュース