手術決まり前向きな藤川「今より強い状態で帰ってきたい」

[ 2013年5月30日 08:34 ]

今季絶望となり記者会見する米大リーグ、カブスの藤川球児投手

 米大リーグ、カブスは29日、故障者リスト(DL)入りしている藤川球児投手(32)が右肘の内側側副じん帯断裂のため、修復手術を受けると発表した。手術を受けた場合、通常は復帰まで1年以上かかるため今季の出場は絶望。藤川は硬い表情ながら、努めて前向きな言葉を並べた。

 ―心境は。

 「キャリアの中でも初めての大きな故障だが、前向きに捉えて今より強い状態で帰ってきたい」

 ―故障の原因は。

 「じん帯の問題なので。消耗品だから、こうなってもしょうがない。痛めたということが事実。原因を探る必要はないと思う。この競技をやっている以上考えられること」

 ―手術という結果は予測していたか。

 「残念だけど、最悪のことを考えながらプレーするのが自分のスタイル。故障したときは最悪こうなると考えていた」

 ―メジャーでの投球に手応えはあったか。

 「体さえ治れば。一度故障者リストから復帰したとき、打者と対戦することへの自信はできた」

 ―今後に向けて。

 「メンバーに入れてもらっている状態でプレーできないのはすごく申し訳ない。長く苦しいリハビリになるかもしれないけど、今まで以上にいいパフォーマンスが出せる可能性がある。そのときを楽しみに頑張りたい」(共同)

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2013年5月30日のニュース