ドラ2北條プロ1号!「これで行かんかったら、野球やめようと…」

[ 2013年5月23日 07:37 ]

<阪神・関西独立L選抜>6回無死、北條は左越えに“プロ1号”を放つ

育成試合 阪神3―0関西独立L選抜

(5月22日 鳴尾浜)
 待望の一発に鳴尾浜の虎党が沸いた。阪神のドラフト2位・北條が決勝打となるプロ初本塁打を放った。6回の第3打席。無死から吉川が投じた内角寄りの直球を持ち味のフルスイングで完ぺきに捉えた。

 「これで行かんかったら、野球やめようと思いました(笑い)」と振り返るほど最高の感触。打球は失速することなく左翼ネットに突き刺さった。昨夏の甲子園準決勝・東海大甲府戦でバックスクリーンへ2打席連発して以来のアーチ。「最近、ヒットが出てるんで自信を持っていこうと。まっすぐは確実に捉えようと思って」と18歳はしてやったりの表情だった。

 春先は木製バットへの対応に苦しむ姿もあったが、徐々に打球も鋭さを増してきた。平田2軍監督も「結果が出だすとレベルアップできる。きっかけにしてくれれば」と目を細めた。「育成試合なんで次は公式戦で打てるように頑張ります。甲子園で? まだまだ早いですよ」。聖地でのアーチ再現へ背番号2はフルスイングを続ける。

続きを表示

2013年5月23日のニュース