大竹5勝、速球なくても7回無失点 30代初の白星「出来過ぎ」

[ 2013年5月23日 06:00 ]

<西・広>7回無失点の好投を見せ勝利投手の大竹は、ヒーローインタビュー後にファンに帽子を振る

交流戦 広島1―0西武

(5月22日 西武D)
 21日が誕生日だった広島・大竹が、30歳初登板で7回を6安打零封の粘投。再三ピンチを招きながらも、低めを丁寧に突いて走者の生還を許さず、自身5連勝でリーグトップタイの5勝目を挙げた。

 「(チームが)3連敗していたので勝ててよかった。走者は出さない方がいいけど、守りに助けられ、何とかしのぐことができた」

 2回以降は毎回安打を許した。直球はこの日、多くが130キロ台後半。だが、左右高低への制球は要所で冴えた。6回1死一、三塁では大崎を外角シュートで二ゴロに斬り、2走者を相次いで挟殺。併殺で切り抜けた。

 交流戦は10年6月12日の西武戦以来6連勝。3勝目を挙げた5月8日のDeNA戦で5連敗を止め、今回も連敗ストッパーの大役を果たした右腕に、野村監督は「きょうはスピードが出ていなかったけど、大竹らしい粘りの投球をしてくれた」と最敬礼だった。

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