藤浪 育成試合で復帰登板へ「コンディションは万全に近い」

[ 2013年5月21日 06:00 ]

ブルペンで投球練習を行う阪神・藤浪

 背中から腰にかけての張りのため、11日に出場選手登録を抹消された阪神・藤浪晋太郎投手(19)が、21日の四国アイランドリーグ選抜との育成試合(鳴尾浜)で復帰登板を果たす。

 5日のヤクルト戦(甲子園)以来、抹消後初となる実戦マウンドでは、先発して3イニングに登板する予定だ。

 チームは本拠地から遠く離れた埼玉・所沢の地において、21歳の西武・菊池の好投の前に惨敗を喫した。だが猛虎でも若さあふれる19歳右腕が、自らの出番を今か、今かと待ち受けている。

 「(ブルペンは)普通に投げられましたし、微妙な感覚のズレはありますが、コンディションは万全に近いと思います。故障と言うほどでもないので、不安はないです」

 育成試合で調整登板するため、19日から2軍に合流。登板前日のこの日は久保2軍チーフ投手コーチが見守る中、鳴尾浜球場でブルペンに入った。抹消後3度目となる投球練習では、カーブ、スライダーなどの変化球を交え、熱のこもった35球を投じた。その明るい表情が、状態の良さをうかがわせる。

 「打者との兼ね合い、感覚を確認したい。打たれたら仕方ないですし、まずは自分のコンディションを調整することが大事と思っています」

 クレバーな19歳は復帰登板でチェックすべき点も、しっかり把握済み。その上で、結果よりも内容を追い求める。「直球でしっかりカウントをかせぐことができるかどうかが、調子のバロメーター。意識するとすれば、そのあたりです」。順調なら、26日の日本ハム戦(甲子園)での1軍復帰が濃厚。じっくり、着実に準備を整えていく。

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2013年5月21日のニュース