プロ野球界初の試み オリックス2軍公式戦を学生が実況

[ 2013年5月13日 11:21 ]

記者会見で握手する、オリックスの西名弘明球団社長(右)と多田利喜富田林市長

 プロ野球オリックスは13日、大阪府富田林市の市営球場「富田林バファローズスタジアム」で7月14日に予定しているウエスタンリーグ公式戦を、大阪芸術大の学生が実況し、同市がホームページで音声配信すると発表した。

 プロ野球界では初めての試みといい、放送業界への就職を目指す学生らが働きかけ実現した。

 この日は、球場のロゴマークも発表。バファローズスタジアムの「B」と富田林の「T」をデザインした。7月にスコアボードに描かれる。

 同市には近鉄の路線があり、沿線や周辺市町村には、旧近鉄バファローズを中心に野球ファンが多いことから、ロゴの活用などで新たなファン開拓を狙う。

 オリックスの西名弘明球団社長は「大阪の球団として地元密着の経営を目指しており、地域で応援してくれるのは本当にうれしい」と話した。

 市の担当者は「ロゴは多くの感動を呼ぶミラクルプレーをイメージしている。観客に思いっきり楽しんでほしい」と期待している。

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2013年5月13日のニュース