西武 守乱4失策、首位陥落 渡辺監督「今は我慢の時」

[ 2013年5月12日 06:00 ]

<ソ・西>6回無死一塁、吉村の打球に西武・鬼崎(右)が飛びつくも捕球できず。カバーの金子も後ろへそらす

パ・リーグ 西武3-10ソフトバンク

(5月11日 鹿児島)
 西武が今季最多の4失策を犯し、3連敗。首位から陥落した。渡辺監督は「今は本当に我慢の時だね。リズムが良くないし、かみ合っていなかった」と苦い表情を浮かべた。

 6回が痛かった。この回だけで3失策と守備が乱れ、大量6失点。正二塁手の片岡が故障を抱え、金子も内野守備に不安を残しているため、この日は鬼崎が二塁で今季初先発。遊撃での先発は今季2試合目だった浅村も失策こそ記録されなかったものの、不安定な守備を露呈した。8回には外野が本職の大崎が二塁に入るなど、要の二遊間を固定できない苦しい状況が続いている。

 「頭で分かっていることをとっさにできるかどうか。再確認したい」と奈良原内野守備走塁コーチ。この日の4失策を加え、今季29失策はオリックスと並びリーグワーストタイとなった。

 ▼西武・涌井(5回1/3を6失点KO。今季初黒星)まだ自分の投球ができていない。悪い時の投球が続いている。

 ≪史上62人目≫1軍デビューの中崎(西)が対戦1人目の長谷川(ソ)にいきなり本塁打を打たれた。プロ初登板の第1打者に被本塁打は、11年6月11日巨人戦のマクレーン(オ)以来史上62人目、パ36人目。チームでは98年カラーラ、同年小石沢、10年岡本に次ぎ4人目となった。

続きを表示

2013年5月12日のニュース