福留 左膝完治優先「無理してまた同じようにというのも困る」

[ 2013年5月11日 06:00 ]

 左膝痛で8日に出場選手登録を抹消された阪神・福留孝介外野手(36)が10日、甲子園でリハビリを開始。18日のソフトバンク戦(甲子園)での最短復帰を視野に入れつつも、完治を最優先させ「右翼・福留」としての復帰を目指すことになりそうだ。

 「(膝の故障は)今までに一度もない。無理してまた同じように、というのも困る。しっかり治してからというのはある」。14日から始まる交流戦では、パ・リーグ主催試合に限りDH制が採用される。敵地初戦となる19日の西武戦(西武ドーム)から打席限定で出場することが可能となるが、「DHどうこうというのは考えていない。守ってというのがまずスタートと考えている」。

 この日は電気、マッサージ治療などを受けた。権田トレーナーは「痛みを取って動き出したいという本人の意向を尊重して進めていきます」と説明した。

 抹消される前日7日の試合前フリー打撃では柵越えを連発していたように、スイングの中では「変な感じがあるわけではなかった」。復活へのポイントは走る動作となる。「打つことより走ることの方が負担が掛かるというのが、ここ何日間でわかった」。福留は1軍復帰に向け慎重だった。

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2013年5月11日のニュース