松山は相性抜群の地…好調な新井「こういう時こそ引き締めて」

[ 2013年5月10日 11:45 ]

松山空港でファンにサインをする阪神・新井

 阪神・新井貴浩内野手(36)が9日、打撃好調の手応えとともに相性のいい松山の地へ入った。広島時代も含む松山通算成績が11試合で40打数14安打、1本塁打5打点を誇るほか、球宴初出場だった02年には1本塁打を含む4打数3安打。今回のヤクルト3連戦では前回対戦で藤浪の黒星を消す同点3ランを放った八木との再戦も予定され、再援護への期待も高まる。

 「状態は日々、変わるけど、よくなっては来ていると思う。こういう時こそ気を引き締めて、しっかりした準備、調整をして試合に臨まないといけない」。今季最長の7試合連続安打中だが、緩みや隙から崩れる打撃の怖さを知る。低調時では明るく前向きに努めていた表情を、好調時では逆に引き締め直した。

 交流戦前では最後の同一リーグ戦。今季は日程の妙から同じ投手との対戦が多く、10日からのヤクルト3連戦も甲子園球場で対した3人との再戦だ。「打者にとってはやりやすいかもしれない」。情報戦を念頭に追い風を感じながら、やはり油断をいさめた。特に今季3度の対戦で既に2発を奪った八木に対しては、好相性を喜ぶどころか警戒を強めた。

 「すごくいい投手。直球は数字以上に速さを感じる。それに向こうは前回、相当悔しい思いをしただろうから、必ずそういう気持ちで向かってくると思う」。再び藤浪を援護できるのか。上昇中の新井の打撃に注目だ。

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2013年5月10日のニュース