長嶋氏 背番号「3」で始球式 松井の球を左手一本でスイング

[ 2013年5月5日 14:22 ]

始球式で打席に入り、バットを握る長嶋茂雄巨人終身名誉監督

 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(77)と巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(38)への国民栄誉賞の授与式が5日、東京ドームで行われた。長嶋氏は、声を震わせながらも力強く「国民栄誉賞を頂きまして本当にありがとうございます」とスピーチし、松井氏とのW受賞を喜んだ。

 合わせたかのように長嶋、松井の両氏は濃紺のスーツ、ストライプのシャツ、水玉のネクタイに身を包んで登場。長嶋氏は場内の大歓声に左手を高々と上げて応えた。

 始球式では、スーツから一転ユニフォーム姿に。「バッター 4番サード 長嶋茂雄」「ピッチャー 背番号55 松井秀喜」のコールが響くと上半身だけ背番号「3」の長嶋氏と11年ぶりに背番号「55」を付けた松井氏がグラウンドに現れた。捕手を原監督、球審を安倍首相が務めた。

 松井氏の投じた山なりの球はでボール気味だったが、長嶋氏は当てようと左手一本でスイング。力強い空振りに、東京ドームは記念すべき“師弟対決”を割れんばかりの拍手で祝福した。

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2013年5月5日のニュース