理想的勝利で連敗ストップ 原監督「主導権握ることが重要」

[ 2013年4月30日 21:21 ]

1回、先制2ランを放った阿部(右)を迎える巨人・原監督(左)

セ・リーグ 巨人3―0中日

(4月30日 ナゴヤD)
 主砲が打ち、エースが抑える。理想的な形で連敗をストップした巨人・原監督の顔には充実感が漂っていた。「このところ杉内は調子がいいので…。しっかりと、正々堂々と戦って、いい形で抑えてくれました」。

 初回2死から3番・坂本が左前打で出塁し、続く阿部が左翼へ7号2ランで先制。4回には1死二塁から長野の中前適時打で貴重な追加点を奪い、投げては先発の杉内が中日打線を5安打に抑えて今季チーム初の完封勝利。中でも指揮官を喜ばせたのは不振が続き、打順を6番に下げた長野が3安打と復調の兆しを見せたことだった。

 「少し打順が変わったことで何かに火がついたかな。ああいう場面でタイムリーが出ると相手チームも嫌でしょうね」。

 連敗を4で止め、“鬼門”と言われるビジターゲームでの連敗も5で止まった。「主導権を握ってのゲーム運びが重要。先発投手は先制点を取られないように、逆に打線は先に点を取ることを心がけていきたい」。ジャイアンツのとってのGウィークはこれから始まる。
 

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2013年4月30日のニュース