杉内、完封で連敗止めた!わずか2奪三振も「早打ち分かっていたので…」

[ 2013年4月30日 21:01 ]

<中・巨>5安打完封勝利の杉内

セ・リーグ 巨人3―0中日

(4月30日 ナゴヤD)
 杉内が止めた。巨人の背番号「18」がチームの連敗を4で、ビジターでの連敗を5で、そして中日・吉見のナゴヤドームでの連勝を15で止めた。

 「いやぁ~もう疲れました。(連敗中だけど)守るんじゃなくて、攻める気持ちで投げました」と杉内。中日打線をわずか5安打に抑えてチーム今季初、セ・リーグ3人目となる完封勝利。杉内自身にとってはノーヒットノーランを達成した昨年5月30日の楽天戦以来、通算20回目の完封だが、内容はいつもとは違っていた。

 08、09、12年と過去3度も最多奪三振のタイトルを獲得した左腕が7回までに奪った三振はゼロ。8、9回に1つずつ三振を奪ったが、わずか2三振。杉内は「早打ちしてくるのは分かっていたので、追い込む前に勝負球を投げた」と説明。相手打線の意図を逆手に取って126球の完封劇だった。

 チームが苦手としているビジターでのゲームだったが、杉内にとっては得意の相手。対中日4連勝で今季3勝目だ。「(チームは)9連戦で4連敗。何とか後ろのピッチャーにつなげればと思って投げました」。エース左腕の快投が再び首位を独走するチームを再び加速させる。

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