上田元監督 アニマルさんしのぶ「本当は気が弱い子 登板近づくと震えていた」

[ 2013年4月30日 12:16 ]

亡くなったアニマルさん。阪急の抑えとして活躍

 80年代に阪急(現オリックス)の抑えとして活躍したアニマルことブラッド・レスリーさんが亡くなったことが29日、分かった。54歳だった。

 当時阪急の監督だった上田利治さんは「ひと言で言えば愛すべき男。みんなに見せる表情よりもうんと気が弱い子。登板が近づくと震えていたのを覚えている」と、オーバーなパフォーマンスからは想像もできない素顔を持つ故人をしのんだ。

 また、広島県神勝寺での秋季キャンプでは周囲が寺だったため「若い選手が、お化けが出ると伝えると、怖いと言って(大阪に)帰ってしまった」と気弱な素顔の思い出話も。

 「全幅の信頼を置けないリリーフだったが、力があればもっと人気が出て長くやれたと思う。ご冥福をお祈りします」とその死を悼んだ。

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