内川 感慨100号 横浜同期入団の仲良しから「特別な感じ」

[ 2013年4月30日 06:00 ]

<ロ・ソ>初回2死からソフトバンクの内川(右)は通算100号本塁打を放ち松田と抱き合う

パ・リーグ ソフトバンク4―1ロッテ

(4月29日 QVCマリン)
 QVCマリン特有の逆風をソフトバンク・内川が切り裂いた。初回2死、ロッテ・吉見のスライダーをバックスクリーンへ先制の2号ソロ。史上267人目の100号本塁打に小躍りしながら生還した。

 「いつも通り気持ちはセンター返し。いい感じで捉えましたが、逆風だったし、バックスクリーンというのはめったにないので入るか確信を持てなかった」。

 4月2日・西武戦(西武ドーム)以来23試合ぶりの一発にも「ホームランは自分の持ち味ではないから意識してなかった」。ただ00年横浜に同期入団した吉見から打ったことに感慨はあった。「車のない時によくドライブや買い物に連れて行ってもらった。今ドラフト同期で残っているのは2人だけ。違うユニホームで対戦し、記録になるホームランを打てた。何か特別な感じがしますね」

 現時点で日本人右打者の歴代最高打率や、史上2人しかいない両リーグ首位打者など、安打製造機として球史に名を刻んだ。とはいえ本塁打に限っては「ひよっこ」だ。王貞治球団会長の通算868発を持ち出し「“8・5分の1”しか打っていない。もっと打ちたい」とリップサービスも忘れなかった。

 ▽内川(ソフトバンク)通算100本塁打 29日のロッテ6回戦(QVC)の初回に吉見から今季2号ソロを放って達成。プロ野球267人目。初本塁打は横浜(現DeNA)時代の02年7月7日の中日戦で山井から。

続きを表示

2013年4月30日のニュース