夏の甲子園 準々決勝翌日は初の「休養日」 連戦なくし公平に

[ 2013年4月26日 07:17 ]

 第95回全国高校野球選手権大会(8月8日から15日間、甲子園)の運営委員会が25日、大阪市内で行われ、2003年から2日間に分けていた準々決勝を今大会から一日で4試合を行い、翌日に大会史上初の休養日を設けることも決めた。

 今回の決定は(1)全ての地方大会で休養日を導入(2)2連戦のチームと3連戦のチームが決勝を行うのは不公平、などが理由で、連戦は最大で「2」となる。主催者側は「夏の暑い中では疲労が蓄積する。なるべく公平な条件で準決勝、決勝を戦わせたいというのはこれまでもあった」と決定に至った経緯を説明。ただし、準々決勝までに天候不良などで3日以上の順延があった場合は休養日は設けない。

 今春センバツでは、準優勝した済美(愛媛)の2年生エース・安楽(あんらく)が、3回戦から5日間で4試合に登板するなど同大会で計772球を投じた。米メディアは「正気の沙汰ではない球数」と報じ、レンジャーズのダルビッシュも「学年別に球数制限とか…」と私見を述べていた。今回の決定に、済美の上甲正典監督は「投手にとってはその方がいい。体調面で楽になると思う」と歓迎した。

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2013年4月26日のニュース