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藤浪 6回零封初勝利 ウイニングボールは「両親に」

セ・リーグ  阪神4―0DeNA  (4月14日  甲子園)

<神・D>6回を無失点に抑えた阪神・藤浪
<神・D>6回を無失点に抑えた阪神・藤浪
Photo By スポニチ

 「甲子園の申し子」が聖地でプロ初勝利を挙げた。阪神・藤浪晋太郎投手(19)が14日のDeNA戦に先発し、6回を5安打無失点。春夏連覇を達成した大阪桐蔭時代には9勝0敗を誇った思い出のマウンドで最速152キロをマークするなど躍動した。 試合結果

 やはり甲子園のマウンドがよく似合う。藤浪はお立ち台で、右手で握ったウイニングボールを高々と掲げた。「360度応援なので、凄く投げやすかった。甲子園で初勝利できてうれしい」。今季最多の4万5197人。黄色に染まったスタンドはニューヒーローの誕生を大歓声で祝福した。

 大阪桐蔭時代に春夏連覇という伝説をつくった聖地での公式戦初登板。マウンドからの景色は見慣れていたが、熱狂的ファンの声援には「高校時代とは全然違った。鳥肌が立った」という。初回、先頭の石川を1球で二ゴロに打ち取ると、内村をカットボールで空振り三振。モーガンも150キロ直球で二ゴロに仕留めた。2回には中村に左前打を打たれたが、最速152キロを計測。3回まで1安打と勢いに乗った。

 順風満帆なプロ1年目に見えるが、人知れず「プロの壁」にぶつかっていた。3月のオープン戦期間中、10歳以上も先輩の久保に悩みを打ち明けた。「自分は全てのバッターに全力で抑えにいってしまうんです…」。結果、オープン戦では球数が増えるにつれて球威の低下が目立った。

 しかし、この日はメリハリをつけ、要所で腕を振った。1点リードの5回2死一、二塁のピンチでは石川を148キロ直球で左飛。中盤に入っても球威は衰えず、常時140キロ台後半を記録した。その裏には1死一、三塁から一塁側へセーフティー気味のスクイズを決めて、プロ初打点で自ら追加点を叩きだした。

 6回92球を投げ、5安打1四球で無失点。今季4戦全敗だったデーゲームでの初勝利と貯金1をもたらした孝行息子に、和田監督は「この1勝はタイガースファンも待ち望んでいたと思う。甲子園で1勝目を挙げるのは、持って生まれたものがあるんだろうね」と目を細めた。

 3月2日の練習試合・オリックス戦(安芸)。履正社出身で地元・大阪を代表するスラッガーのT―岡田を3球三振に仕留め、大阪桐蔭の同級生たちに「T―岡田さんから三振取ったで!」と興奮気味にメールを送った。ユニホームを脱げば普通の19歳。ウイニングボールは「両親に渡そうと思っている。親孝行できるようにしていきたい」と白い歯をこぼした。

 これで甲子園では高校時代から10連勝。不敗神話はプロでも続いた。「これからも勝てる投手になってチームの勝利に貢献していきたい」。藤浪の新伝説が鮮やかに幕を開けた。

 ▽江夏以来 ルーキーの藤浪(神)が本拠地甲子園初登板でプロ初勝利を挙げた。65年のドラフト制以降、前年の甲子園で優勝した高卒新人投手の勝利は99年松坂大輔(西)以来5人目となるが、甲子園で勝利を挙げたのは藤浪が初めて。プロ2年目以降も含め、甲子園優勝投手の桑田、松坂、田中らが達成できなかったプロでの甲子園デビュー戦勝利を果たした。また、阪神の高卒新人が初勝利を甲子園で挙げるのは、67年4月29日・広島戦の江夏豊以来。

[ 2013年4月15日 06:00 ]

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