ラミレス 2000安打王手!「バントして走る まだまだ若いよ」

[ 2013年4月6日 06:00 ]

<ヤ・D>2000本安打に残り1と迫ったラミレスと中畑監督(左)が「ラスト1」のポーズ

セ・リーグ DeNA2-1ヤクルト

(4月5日 神宮)
 外国人選手初の金字塔まであと1本。重圧がないはずがない。それでも試合後はいつもの陽気なDeNAのラミレスだった。

 「あした1本打つだけね。バントして走る。まだまだ若いよ。(足は)大丈夫!」

 開幕3連戦で4安打と順調にカウントダウンに入ったが、最近2試合は無安打。だが、かつての本拠地・神宮で2安打と復調した。

 4回1死一、二塁では平井の直球にバットを折られながら右翼線に先制打。12打席ぶりの安打が通算1998安打。「直球を狙っていてバットを折られた。ちょっと年かもね。これ秘密ね」とちゃめっ気たっぷりに振り返った。6回2死二塁で敬遠気味の四球で荒波の勝ち越し打につなぎ、8回に中前打を放って偉業に王手をかけた。

 初来日した01年から7年間ヤクルトでプレーしたラミレスにとって、日本の自宅マンションからも見える神宮は特別な球場だ。「自分のキャリアがスタートした球場。2000本目前で戻ってこられてうれしい。いろんな思い出が頭をよぎったよ」。古巣の多くの選手が今も慕ってあいさつに訪れる。この日は球団マスコット20年目を迎えたつば九郎まで近寄り、「アイ~ン」「ゲッツ!」など、かつてのパフォーマンスを競演した。

 神宮は記録達成の舞台としては申し分ない。ただ午後2時試合開始の6日は、天気予報で東京は正午から午後6時までの降水確率が60%、翌7日午前まで雨予報となっている。6日達成の意気込みを問われると、日本語で「中止。あさって(7日)も(天気が)悪いでしょ。(9日からの)横浜でね」。そうひとしきり笑った後、「あした、必ず打ちます」と力強く宣言した。

 ▼DeNA・中畑監督(ラミレスについて)もう大丈夫。あした、すんなり(2000安打)決まりますよ。あしたの新聞の見出しも決まったね。

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2013年4月6日のニュース