星野監督 8失点KO釜田にダメ出し「あの球ではきつい」

[ 2013年4月5日 06:00 ]

<楽・オ>2回、5点を失いベンチで佐藤コーチ(左)と話し合う楽天・釜田

パ・リーグ 楽天2―13オリックス

(4月4日 Kスタ宮城)
 楽天・星野監督は怒りを通り越してあきれていた。「引退前のおっさんが投げている感じ。去年は若さを前面に出して、腕を振って投げていたのにな」。高卒2年目の釜田が背信投球だ。

 初回2死満塁こそ無失点で脱したが、2回に5失点。4回も失点を重ね、3回1/3でプロ最多8失点。6四死球を与える乱調でチームの連勝も3で止め、「いいところは全然なかった。もう一度、自分を見つめ直してしっかりやりたい…」と声を絞り出した。

 沖縄・久米島キャンプから制球を重視するためにコンパクトなフォームの習得に乗り出したが、球威が落ちて断念。その後も試行錯誤を続け、3月中旬から左足を上げた際にグラブを高く上げる昨年のフォームに戻した。現時点で次回も先発させる方針だが、指揮官は「あの球ではきつい」。登板間の調整で復調気配を見せなければ、先発から外れる可能性もある。

 ▼楽天・佐藤投手コーチ(釜田について)打たれるときはこんなもの。オープン戦の後半から調子は良くなってきたんだけどね。

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2013年4月5日のニュース