安楽 してやったり「自分のバットで返そうと思った」

[ 2013年3月30日 14:11 ]

第85回選抜高校野球 済美4―1済々黌

(3月29日 甲子園)
 大会No.1投手の呼び声高い済美の安楽は、初戦の広陵戦で投じた239球の疲れが見て取れた。本人も「体に重みを感じた」と振り返るとおり、立ち上がりから制球が落ち着かず、4回まで被安打4と2つの死球を与えるなど再三ピンチを迎えた。

 苦しい流れを自らのバットで振り切った。1―1で迎えた8回、2死一、三塁で打席が回ると初球のストレートを振りぬき、左中間に運ぶ三塁打。一挙2点を追加し、勝利を引き寄せた。「追いつかれて悔しかったが、自分のバットで返そうと思った」と安楽。上甲監督も、「安楽が抑えていたことが、後半勝負にもっていけた大きな理由」と勝因を挙げた。 

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2013年3月30日のニュース