黒田 内野安打だけのほぼ完全 4・4Rソックス戦へ万全

[ 2013年3月30日 06:00 ]

<ヤンキース・パイレーツ>4回、投前内野安打となる打球に飛びつくヤンキース・黒田

オープン戦 ヤンキース1―2パイレーツ

(3月28日 タンパ)
 ヤンキースの黒田は圧巻の内容で、オープン戦最終登板を締めくくった。パイレーツ相手に6回1安打無四球無失点。それでも「満足することはない。これで大丈夫と思ってマウンドに上がることはない」と話すところが黒田らしかった。

 唯一の安打は4回、ジョーンズに許した投手内野安打だけ。ピッチャー返しの打球を一塁側にはじいたが「飛び込もうと思ったがケガが一番怖い」と自重しての結果で、シーズン中ならアウトにできた。わずか70球で6回を投げきり、宝刀シンカー、スライダー、フォークは万全の出来。カウント球のカーブもさえ「それは収穫。最後に来て安定してきた」と納得の表情を浮かべた。

 初登板は4月3日(日本時間4日)のレッドソックス戦。ヤ軍残留を選択し、再び1年契約を結んでメジャー6年目のシーズンに臨む黒田は「去年と今年は違う。しっかり気を引き締めていかないと足をすくわれてしまう。これから1年間苦しい戦いが始まる」と覚悟を固めた。

続きを表示

2013年3月30日のニュース