昨季は開幕から１勝７敗…阿部「去年より少し良ければいい」

アップ中もにこやかな巨人・阿部

セ・リーグ 巨人―広島

（3月29日 東京Ｄ）
　最終調整を終えた巨人・阿部は、自然体で開幕戦に臨むことを強調した。

　昨年チームは開幕から１勝７敗と大きく出遅れた。それでもチームは徐々に戦いの中で成長し、日本一まで上り詰めた。「（出遅れは）また同じなんじゃない？去年より少し良ければいい」と昨年の経験を生かすつもりだ。初の開幕投手を務める宮国とのバッテリーになるが、気負いは感じさせなかった。

　今季も主将、４番、正捕手の一人三役を託される。「僕が長期離脱しなければ大丈夫だと思います」と大黒柱の自覚を口にした。ＷＢＣを終え２３日にチームに合流したばかり。それだけに開幕から気負わず、敵・味方ともに観察し、データなどを蓄積していくことが大事になる。原監督も「いいスタートは切りたい。開幕ダッシュとかおこがましい言葉は使えませんが」と思いを同じくするようにうなずいた。