高知 狙い通りの継投策 島田監督「耐えることがうちの勝つ条件だった」

[ 2013年3月25日 17:04 ]

第85回選抜高校野球大会2回戦 高知5―1関西

(3月25日 甲子園)
 投手戦を制した高知の島田監督は、「耐えることがウチの勝つ条件だった。良く守ってくれた」と少し疲れた表情を見せた。

 両先発が好投し、6回まで互いに無得点。緊迫した試合の均衡が崩れたのは7回だった。1死から4番市川が三遊間を破り出塁。後続が倒れるも盗塁で2死2塁と好機を広げ、6番上田が差し込まれながらも中前に落とし先制した。「あの場面で良く打ってくれた」と監督。相手投手攻略の糸口を掴むと8回にも昨秋の公式戦打率トップの6割を誇る3番和田恋の左前打などで4点を追加し、一気に流れを引き寄せた。

 投げては先発の2年生投手・酒井が要所を抑えた投球で6回まで無得点。7回に前回のセンバツでも登板したエース坂本につなぐと9回に浴びたソロ本塁打の1失点で抑えた。「酒井が下級生なので、思い切って飛ばしてもらった。あとは3年生に頑張ってもらった」と監督の狙い通りに継投策が決まった。

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2013年3月25日のニュース