20年ぶり出場の土佐 伝統の全力疾走で食らいついた

[ 2013年3月25日 06:00 ]

<浦和学院・土佐>全力疾走で守備に向かう土佐ナイン

第85回センバツ高校野球大会第3日2回戦 土佐0―4浦和学院

(3月24日 甲子園)
 93年以来20年ぶり出場の土佐が伝統の「全力疾走」で、3季連続出場している昨秋の関東王者・浦和学院に必死で食らいついた。

 毎回走者を許して序盤からピンチの連続。3回1死一、二塁では左翼への大飛球を織田主将がフェンスにぶつかりながら好捕。7死球を含む12四死球と制球に苦しむ投手2人をもり立てた。攻撃ではミスも出た。1点を追う4回1死二、三塁で「打つしかない」と気負った5番・久保田がスクイズのサインを見落とし。その後も好機を生かせず無得点。それでも最後まで、きびきびと動く姿にはスタンド中から拍手が送られた。

 西内一人監督は「(最初は)硬さがあったが、最後はのびのびプレーしてくれた」と目を細めた。2番手で登板した高橋は「僕らの全力疾走はまだまだ。もう一度、磨いて出直します」と夏の雪辱を誓った。

続きを表示

2013年3月25日のニュース