浩二監督「素晴らしい選手たち」 侍の団結力を強調

[ 2013年3月19日 18:18 ]

サンフランシスコから帰国し、記者会見する(右から)WBC日本代表の山本監督、主将の阿部、井端、前田健

WBC日本代表帰国

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で敗退、3連覇を逃した侍ジャパンが19日、成田空港着の航空機で帰国。山本浩二監督らが、千葉県成田市内のホテルで会見した。

 山本監督はまず「素晴らしい選手たちを預からせていただいた。ありがとうございました。隣にいる阿部(巨人)を軸にチームは一つにまとまってくれた」とナインや関係者に対する謝辞を述べた。最も印象に残っている場面としては「厳しい戦いが続いたが、2次ラウンドの台湾戦(8日、東京D)での鳥谷(阪神)のスチール、井端(中日)のタイムリー…チームがひとつになったところ」と話し、ここでも侍ジャパンが結束力の強いチームだったことを強調した。

 17日(日本時間18日)の準決勝、プエルトリコ戦(8回1死一、二塁)での一塁走者・内川の“飛び出し”に関しては「いけると踏んでのダブルスチール。悔いはありません」ときっぱり。「国際大会で戦う意味を選手一人一人が感じてくれていた」と最後まで選手を称え続けた。

 また、東尾投手総合コーチは「本当のストッパーが少ない中、難しい、慣れないポジションでよくやってくれた。WBCでの疲労が残ってシーズンで結果が出ないようなことがないように調整してほしい」と“本職”ではない救援をこなすなど、普段と違う役割を果たした投手陣をねぎらった。梨田野手総合コーチは「7戦して2戦しか先制点が取れていない。投手陣に少し迷惑をかけた」ともうひとつ機能しなかった打線への責任を感じている様子だった。
 

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