5回イッキ逆転!ドミニカ共和国 カノの言葉が流れ変えた

[ 2013年3月19日 16:07 ]

オランダを破り決勝進出を決め、マウンドに駆け寄るドミニカ共和国ナインと喜ぶスタンドのファン

WBC準決勝 ドミニカ共和国4―1オランダ

(3月18日 AT&Tパーク)
 ドミニカ共和国が1次ラウンドから無傷の7連勝で初の決勝進出を決めた。相手は09年大会の1次ラウンドで2敗を喫した“因縁”のオランダ。初回に先制を許したが5回の集中打で一気に逆転し、優勝候補の力を見せつけた。

 エンカーナシオン、カノら強打者を擁しながら4回まで打線が沈黙。流れを変えたのはヤンキースの30歳の言葉だった。「カノが、ボール球に手を出しすぎだ、もっと打席で集中して球を見ていこう、とに声を掛けて攻撃が良くなった」と明かしたペーニャ監督。0―1の5回、下位打線の連続二塁打で追いつくと、2死三塁からレイエスの中前打で勝ち越し。相手先発左腕をマウンドから引きずり下し、2番手右腕からもさらに2点を奪って試合を決めた。

 決勝の相手は1次ラウンドで4―2、2次ラウンドでも2―0で勝利しているプエルトリコ。指揮官は「決勝に向けても前向きだし自信はある」と初の栄冠を確信しているかのような口ぶりだった。

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