山本監督“あの場面は”「ダブルスチールしてもいいというサインあった」

[ 2013年3月18日 16:16 ]

プエルトリコ戦の8回1死一、二塁、打者阿部の時、飛び出した一走内川がタッチアウトになる。左端は二走井端

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を目指した日本代表は17日(日本時間18日)、サンフランシスコでの準決勝でプエルトリコに1―3で敗れ、敗退が決まった。プエルトリコは初の決勝進出を果たした。

 試合後の会見で山本浩二監督は「シーズン前の調整の難しい時期に各選手が本当に短期間で調整してくれ、この戦いに臨んでくれ、1つのチームにできた。選手は本当によくやってくれた」と選手を称えた。相手のプエルトリコについても「素晴らしいチームだった。相手の投手陣がキレがよく、生きが良く、チャンスをつかめなかった。相手が勝ったということ」と評し、脱帽した。

 試合の転機となった八回裏の場面。井端の右前適時打で追い上げムードに、3番内川も右前打で続いた直後、打者阿部の時に内川がスタートを切った。が、二塁走者の井端は三塁をうかがうもスタートは切らず、突進してきた内川が一、二塁間に挟まれて追いかけてきた捕手にタッチされた。

 この場面について、山本監督は「ダブルスチールをしてもいいというサインがあった。井端のスタートがちょっと遅れたので、ああいう結果になった。投手のモーションが大きいというのはビデオで見てわかっていたので、そういうチャンスがあれば走っていいというのはミーティングでも話していた。もちろん、阿部はスラッガーだが、1つ前の塁に行くという姿勢は失敗しましたが、私は悔いはありません」と説明した。

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2013年3月18日のニュース