マエケンに米メディアの質問集中 メジャー挑戦?「答えづらい ノーコメント」

[ 2013年3月18日 07:07 ]

準決勝先発の前田

WBC決勝トーナメント準決勝 日本―プエルトリコ

(3月17日 サンフランシスコ)
 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を目指す侍ジャパンが17日(日本時間18日)、決勝進出をかけてプエルトリコと対戦する。

 最終調整を終えた前田健は高揚感を隠さなかった。「気持ちが高ぶってきた。自分の投球スタイルを貫きたい」。今大会は2戦2勝。計10回を投げ15三振を奪い、防御率は0・00。評判は既に海を渡り、練習前の公式会見では米国メディアからメジャー志望の有無まで問われた。

 「その質問には答えづらいのでノーコメントです」。思わず苦笑いを浮かべたが、すぐに表情を引き締めた。「次の1試合が一番大きくて、一番いい経験になると思う。メジャーの球場で投げられるのはうれしいし、新鮮な気持ちで楽しみにしている」と決意を口にした。

 山本監督からは「一番重圧がかかる。それを乗り越えられるだけのものを持った投手」と全幅の信頼を寄せられた。思えば、右肩不安を抱えた合宿当初から揺るがない期待を向けられてきた。応えるしかない。「プエルトリコは打ち出せば勢いが出る。抑えて、つながらないようにしたい。決勝へ進めるようにいい投球をしたい」。いざ決戦の時は来た。

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2013年3月18日のニュース