阿部 興奮!“世界一の捕手”ポージーとバット交換

[ 2013年3月16日 06:00 ]

試合前練習中、“世界一の捕手”ジャイアンツのポージー(左)とバットを交換した阿部

練習試合 日本6―3ジャイアンツ

(3月14日 スコッツデール)
 4番・阿部(巨人)は4打席立ち、5回の右前適時打を含む2安打。1イニング2本塁打した12日のオランダとの1位決定戦(東京ドーム)に続く快音に「たくさん打席をもらえて良かった。いい形でボールを捉えられている」。8日の台湾戦までは12打数1安打と低調だったが、決勝トーナメントへ上昇カーブを描いてきた。

 試合前には、ジ軍の4番ポージーにバットの交換を自ら申し出て、ルイビル社製のバットを手にした。日本一の捕手と、昨季ワールドシリーズを制覇した捕手の交流。阿部は野球少年のような笑顔で「なかなか応じてくれないらしいんだけど。触らせないよ」と大事そうにしまい込み、世界一への思いを強くした。

 2日連続で午前5時半に目が覚めるなど、時差ボケには苦戦中。それでもきっちり2安打し、試合後には円陣を組んで3回の松田のバント失敗などを振り返り「打線として僕もバントはあるだろうし、きっちりした野球をやらないと」と選手間で気を引き締め直した。際立つ主将の存在感は頼もしい限りだ。

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