郭源治さん台湾球界顧問に 料理店閉店で名残惜しむ

[ 2013年3月15日 19:38 ]

営んできた台湾料理店の営業が最終日となり、常連客から花束を贈られるプロ野球中日OBの郭源治さん(右)

 プロ野球中日の先発、抑えの投手として活躍した台湾出身の郭源治さん(56)が15日、名古屋市内で長年営んできた台湾料理店の最後の営業を行った。日本を離れて4月に台湾プロ野球、中華職棒大連盟の首席顧問に就任するためで、郭さんは「仕方ないけど寂しいですね」と話した。

 料理店は「お客さんみんなが友達のように過ごしてほしい」という思いのもと2001年にオープン。郭さんが自ら料理を運んで客と触れ合う、親しみやすい雰囲気が人気だった。

 通算106勝116セーブを挙げ、1988年のセ・リーグ最優秀選手賞など日本で輝かしい実績を残した郭さんへ、台湾プロ野球界から寄せられている期待は大きく、悩み抜いた末に慣れ親しんだ名古屋を離れる決断をした。郭さんは「いまの私があるのは日本の皆さんのおかげ。台湾に行ってもつながりは大切にしたい」と名残を惜しんだ。

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2013年3月15日のニュース