決勝Tの舞台はジ軍本拠地 イチロー球宴ランニング本塁打の舞台

[ 2013年3月11日 06:00 ]

WBC決勝トーナメントの会場となるAT&Tパーク

 決勝トーナメントの会場となるのは、ジャイアンツの本拠地球場AT&Tパーク。00年に開場した、左翼339フィート(約103.3メートル)、右翼309フィート(約94.2メートル)の左右非対称の球場だ。右翼奥にはマッコビー湾が広がり、海風の影響を受けるために左打者には不利とされる。

 有名なのは、海に直接飛び込む本塁打で「スプラッシュ(水しぶき)・ヒット」と呼ばれ、試合時はホームランボールをキャッチしようとするカヌーに乗ったファンが多数出現する。球団は公式にカウントしており、これまでジ軍選手が62本、他球団の選手は25本を記録。バリー・ボンズの25本(1号も)がトップだ。

 外野の形状はメジャーで最も特殊と言われており、07年のオールスターでは、イチロー(当時マリナーズ)が放った打球が右中間フェンスのくぼみに当たって転々とし、球宴史上初のランニング本塁打となった。左翼席にはコカ・コーラの瓶とグラブの巨大なオブジェクトがあるなど、遊び心満載のボールパークだ。

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2013年3月11日のニュース