暗いと言われても…藤浪「もともと明るいキャラではないので」

講師の深沢氏（左）のインタビュー形式の質問に答える阪神・藤浪

ＮＰＢ新人研修会

　思わぬ「プロ初対決」で阪神の藤浪は、大谷に敗れた。深沢氏に口の開きが小さいことを指摘され「暗い」とも言われた。さらに「自分の名前を言ってみて」と発声練習まで促されてしまった。

　「（口の開きが小さいと）言われたのは初めて。しっかり口を開けて話したい」。そう苦笑いしたが、「これから明るく？別にないですね。もともと明るいキャラではないので」と全く動じない。大谷についても「そんなにライバル意識は持ってない」と気にするそぶりはなかった。休憩中には高校日本代表でチームメートだったロッテの田村と談笑し、リラックスした表情も見せた。

　大谷との本当の勝負は話し方ではなく、グラウンドだ。対外試合初登板となった２日のオリックスとの練習試合（安芸）では、２回を１安打２奪三振の好投。次回登板について、和田監督は「週末に投げると思う」と明かした。９日に甲子園で行われる日本ハムとのオープン戦での先発が最有力。昨年の甲子園で春夏連覇した黄金ルーキーが、待ちに待った本拠地デビューを果たす。