坂本4安打&内川3安打!侍ジャパン、巨人に快勝

[ 2013年2月28日 22:34 ]

6回日本2死満塁、坂本が左翼線に2点二塁打を放つ。捕手実松

 3月2日に開幕する野球の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」は28日、ヤフオクドームで巨人と強化試合を行い、4―1で逆転勝ち。大会前最後の実戦を白星で終えた。

 侍ジャパンは大隣(ソフトバンク)、巨人は高木京の両左腕が先発。24日のオーストラリア戦では13安打10得点と爆発した侍ジャパンだが、26日の阪神戦ではわずか3安打と貧打に逆戻り。山本浩二監督は再び打線をテコ入れし、2番にここ2試合で7打数3安打1四球と好調な角中(ロッテ)を起用。右膝の違和感を訴え欠場となった阿部(巨人)に代わる四番には糸井(オリックス)を抜てきし、捕手には8番で23日のオーストラリア戦のヒーロー相川(ヤクルト)を入れた。

 初回、侍ジャパンは先頭の坂本(巨人)が初球をセンター前に弾き返し、続く角中がキッチリ送って1死二塁としたが、内川(ソフトバンク)が中飛、糸井は遊飛に倒れ、先制点は奪えなかった。その裏、巨人は先頭の矢野が左越えソロ本塁打を放ち、いきなり先制。

 2回、侍ジャパンは長野(巨人)、鳥谷(阪神)、中田(日本ハム(が3者凡退。その裏、巨人は2死から太田が左中間二塁打で出塁したが、ここは大隣が踏ん張り、追加点は許さなかった。

 3回、侍ジャパンは1死から松田(ソフトバンク)が四球で出塁し、二盗に成功。2死後、角中も四球を選んで一、二塁とし、内川の右前適時打で同点。なおも一、三塁の場面で糸井は二ゴロに倒れた。その裏、巨人は先頭の寺内が左前打で出塁したが、後続が倒れ、無得点。

 4回、巨人は2番手の福田が登板。侍ジャパンは3者凡退に終わった。その裏、大隣も巨人の攻撃を3者凡退に抑えた。

 5回、侍ジャパンは1死から松田が遊撃内野安打を出塁し、続く坂本がヒットエンドランを成功(中前打)させて一、三塁とし、角中の投ゴロ併殺崩れの間に松田が生還して1点を勝ち越し。さらに内川の右前打でチャンスを広げたが、糸井は一ゴロに倒れた。その裏、侍ジャパンは森福(ソフトバンク)が登板。2死から寺内に四球を与えたものの、無失点で切り抜けた。

 巨人は6回から笠原が3番手で登板。侍ジャパンは1死から鳥谷が中前打、2死後、相川の中前打、松田の死球で満塁とし、坂本が左翼線へ2点適時打を放ち、リードを3点とした。その裏、侍ジャパンは沢村(巨人)が3番手でマウンドに上がり、巨人の攻撃を3人で片づけた。

 7回、侍ジャパンは先頭の内川が四球で出塁したが、糸井、稲葉(日本ハム)、鳥谷が倒れ、無得点。その裏、巨人は脇谷の右前打を足場に2四球も加え満塁とするが、沢村は矢野を外角直球で右飛に打ち取り無失点で切り抜けた。

 8回、侍ジャパンは1死から相川が右前打、代打の松井(楽天)、1番・坂本も右前打でつないで満塁とし、2死後、内川の一塁強襲安打で2点を追加。その裏、侍ジャパンは4番手で登板した山口(巨人)が3人でピシャリ。

 9回、侍ジャパンは先頭の稲葉が敵失で出塁したが、代打の本多(ソフトバンク)が三邪飛、井端が投ゴロ併殺で無得点。その裏、侍ジャパンは牧田(西武)が登板、先頭のボウカーに右前打を許したが、後続を断ち無失点で切り抜けた。

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