広島・東出 今季絶望…左ひざ前十字じん帯断裂

[ 2013年2月28日 06:00 ]

左膝故障で今季絶望となった広島・東出

 広島は27日、選手会長の東出輝裕内野手(32)が広島市内の病院で左膝前十字じん帯断裂と診断されたと発表した。3月14日に入院し、同18日に自らの腱を移植する手術を受ける予定。実戦復帰まで8~9カ月要する見込みで、今季中の復帰は絶望。前十字じん帯は膝のひねり、ひいては体の回旋の安定性を担う部分で、術後の経過によっては選手生命に関わる可能性もある。

 2月24日に宮崎県日南市で行われたキャンプの紅白戦の走塁で本塁に突入した際、捕手を避けようとして左膝をひねった。そのまま担架で運ばれた東出は、26日に広島に戻っていた。

 08、09年にはベストナインを獲得するなど、通算1366安打を記録している東出は昨季、右手中指の骨折に加え、若手の台頭もあって91試合の出場で打率・247に終わり、今キャンプでは菊池、安部らと二塁の定位置を争っていた。

 東出と電話で話したという野村監督は「チビ(東出)は“申し訳ない”と言っていたが、一番つらいのは本人。本当に残念で仕方ない。シーズン中(の復帰)は難しいだろう。去年もケガがあって、今年に懸ける思いも強かったと思う」と話した。

続きを表示

2013年2月28日のニュース